ジャニーズ新会社設立 危機管理専門家は切り離し評価も懸念「新会社に外部の方を…本来ならきれいな形」

[ 2023年10月3日 14:33 ]

東京・赤坂のTBS
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 企業のリスク管理に詳しい桜美林大の西山守准教授が3日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、ジャニーズ事務所が2日に開いた会見での発表事項について解説した。

 会見では、同事務所が「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に10月17日付で社名変更し、被害者救済や補償に特化。補償を終えた段階で廃業するとした。一方で、東山紀之を新社長、井ノ原快彦を副社長とするエージェント会社を1カ月以内に立ち上げるとした。救済や補償の具体的時期、再発防止策などにも言及した。

 補償会社とタレントのマネジメント業務を完全に切り離しての再出発。西山氏は「被害者の主張という過去に向き合う部分と、芸能事務所として現在のビジネスしっかりやって、過去のジャニーズ事務所と決別して未来に向き合う部分をしっかり切り離してやっていきましょうという意味で言うと、一つの流れとして整理されていて、合理的なやり方ではあります」と評価した。

 一方で、懸念は東山が両社の社長を兼務するということだという。西山氏は「新会社の新会社の株式、出資が誰になるのかあいまいなままで残されるので、そこの切り分けが行われて、整理されていくのか
ということに関して、課題が残されているように思います」と指摘。「東山社長はスマイルアップの方に留まられて、新会社に外部の方を入れていく。新しくジャニーズと違う、別会社で出発していくのが本来であればきれいな形ではある」と、理想的な移行について語った。

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