藤井聡太王将、今年の抱負聞かれ固まる「考えてなかったんですけど…」　王将戦へ「いい状態で」

永瀬拓矢王座（右）相手に真剣な表情で読みを入れる藤井聡太王将（撮影・我満　晴朗）
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　将棋の藤井聡太王将（20）＝竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠＝が3日、群馬県高崎市で行われた「上州将棋祭り2023」に登場し、永瀬拓矢王座（30）と記念対局を行った。

　23年指し初めとなった藤井王将は練習将棋仲間でもある永瀬王座に貫禄勝ち。昨年末のオールスター戦に続き、非公式戦ながらタイトル保持者に2連勝と好調を維持している。

　対局前に今年の抱負について尋ねられた藤井は「ちょっと考えてなかったんですけど……これから考えます」と苦笑い。対局後に再び答えを促され「……」としばしフリーズした後「永瀬王座と対局し、勉強になりました」とスルーする場面もあった。

　藤井王将は8日に静岡県掛川市で開幕する第72期ALSOK杯王将戦（スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催）7番勝負で羽生善治九段（52）と対戦。「しっかりいい状態で臨めるようにしたい」と話した。7日には現地入りし、対局場検分などを行う予定。