「ちむどんどん」下地先生も“タイトル回収”歌子に最後の?レッスン ネット感動「今日も心に染みる」

[ 2022年5月13日 08:15 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」第24話。歌子(上白石萌歌)に「あなたは歌うことをやめてはいけません」と語り掛ける下地(片桐はいり・右)(C)NHK
Photo By 提供写真

 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は13日、第25話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第25話は別れの春、歌子(上白石萌歌)は転勤が決まった音楽教師・下地(片桐はいり)から心に残るレッスンを受け…という展開。

 下地「この歌、歌ってみて」

 歌子「『芭蕉布』、知ってます。三線もできるんですね」

 下地「沖縄では昔、三線は男の楽器でした。女が三線をやるのは。本職の芸人だけ。でも、これからは違う。男も女も関係ない。音楽に“ちむどんどん”するか、しないか。それだけやさ」

 下地が演奏し、歌子が歌った。「芭蕉布」は65年発表。吉川安一が作詞、戦後沖縄を代表する作曲家・普久原恒勇が作曲した。

 第22話(5月10日)、賢秀(竜星涼)の失態を許してもらうため、歌子は「椰子の実」を熱唱。下地は「今、分かった。あなたの才能を花開かせるために、私は音楽教師になった」歌子の歌声に惚れ直した。

 第24話(5月12日)、下地は4月から石垣島の学校に移ると報告。「音楽とは、精神と感覚の世界を結ぶ媒介のようなものである。ベートーヴェンの言葉。昔からよく熱出すんですって?運動も苦手、勉強もそこそこ。おまけに恥ずかしがり屋で、人前でオドオドしてばかり。これからいろんな人がいろんなことをあなたに言う。頑張れとか、気合が足りないとか、かわいそうとか。これまでも、これからも。一切、気にせず、感じるままに生きなさい。みんな、好き勝手なことを言います。でも、あなたの人生はあなたのもの。あなたはあの日、家族のために恥ずかしくても一生懸命に歌いました。あなたはもう十分、誰にも負けないぐらい素晴らしい人間です。一つだけ、私も勝手なことを言います。あなたは、いつでも、どこでも、どうなっても、歌うことをやめてはいけません。どんな歌でもいい。あなたがその時、歌いたい歌でいい。あなたは歌い続ける。聴く人がたった1人でも。聴いているのが森と虫たちだけだったとしても。それがあなたの人生。分かった?」と言葉を授けた。

 SNS上には「今日も片桐はいり大先生が素晴らしかった。号泣」「今日の下地先生と歌子のシーンとてもよかったな」「暢子以外がちむどんどん言った」「下地先生の言葉が今日も心に染みる」「毎回、下地先生のお言葉から想像される生い立ちにじんわりしてる」などの声が上がった。

続きを表示

2022年5月13日のニュース