畔蒜泰助氏 プーチン氏の侵攻後初の記者会見に「軍事作戦の第1段階が失敗したため別の方向に舵を切った」

[ 2022年4月14日 15:18 ]

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 ロシアの外交・安全保障戦略に詳しい笹川平和財団主任研究員の畔蒜泰助氏が14日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。ロシアによるウクライナ侵攻後、プーチン大統領が初めてとなる記者会見を行ったことに言及した。

 プーチン氏は、侵攻について「ほかに選択肢がなかった」などと改めて自らの正当性を主張。ウクライナでの軍事作戦の終了時期は「戦闘の激しさに左右される」と述べ、当初の計画通りに遂行すると強調し、軍事作戦の目標が達成されることに「疑いはない」と自信を示した。

 畔蒜氏は「軍事作戦の第1段階が失敗したため、別の方向に舵を切った」とし、「先日、ペスコフ大統領補佐官がロシア軍に相当な被害があったんだと認めたわけですよね。それに加えて新しい司令官が任命されたと。この2つをもって事実上、プーチン大統領は第1段階は成功裏に終わって大段階に入っていくんだと言ってるわけですけど、実際は第1段階がうまくいかずに、あらためて第2段階で東部、あるいは南部に絞ってやっていくんだという、そのタイミングでの記者会見だったというふうに理解した方がいいと思う」と自身の見解を述べた。

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2022年4月14日のニュース