広瀬陽子氏 ロシア軍“大量虐殺”情報に「ロシア軍がやったことと断定していい…完全に戦争犯罪」

[ 2022年4月4日 14:37 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ロシア政治を研究し、政府の国家安全保障局顧問(2018~20年)などを歴任した慶大総合政策学部教授の広瀬陽子氏が4日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。ロシアの侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領は、首都・キーウ(キエフ)周辺で、多くの市民が殺害されたことについて「大量虐殺だ」とロシアを非難したことに言及した。

 人口約3万7000人のブチャだけで280人の遺体を集団埋葬したとフェドルク市長が2日明らかにした。14歳の子供も殺害されたという。路上では平服姿の市民の遺体が多数散らばっているのが確認された。ゼレンスキー大統領はキーウ周辺の惨状を「ジェノサイド(大量虐殺)だ」と非難し「後ろ手に縛られて殺害された人や拷問を受けた子供もいた」と訴えた。一方、ロシア国防省は、殺害されたとする市民の映像について「死後硬直が見られず、ウクライナ側が西側メディア用に制作したもの」と主張した。

 広瀬氏は「残虐すぎますね。このような映像をウクライナがつくるはずがありませんので、まさにロシア軍がやったことと断定していいと思います。これがまかり通ってしまうような世界は絶対に許されませんので、完全に戦争犯罪として裁かれるべきです」と自身の見解を述べた。

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2022年4月4日のニュース