WANIMA、新曲でホークス開幕!「ファイト!九州」テーマ曲をサプライズ初披露

[ 2021年3月27日 05:30 ]

演奏するWANIMA(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 熊本出身の3人組バンド「WANIMA」が26日、福岡ソフトバンクホークスの開幕戦セレモニーに登場した。球団の熊本・大分地震災害復興支援プロジェクト「ファイト!九州」のテーマ曲をサプライズで披露。ボーカルのKENTA(32)はスポニチ本紙の取材に「ストレートで前向きな歌。九州から全国を盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

 高揚感と緊張感あふれるプレーボール30分前のセレモニー。場内が暗転すると、3人は二塁ベース付近の特設ステージに姿を見せ、スポットライトを浴びてヒット曲「ともに」を披露した。

 この1曲だけかと思われたが、続いてKENTAが「この日に向けて新曲を作ってきました」と発表。スクリーンに「ファイト!九州テーマソング」と大写しされる中で「旅立ちの前に」(4月28日配信)を初披露し、観客約1万人から割れんばかりの拍手を浴びた。

 16年の同災害から5年たち、球団側からオファーを受けて書き下ろした新曲。同じ九州で、柳田悠岐(32)が「ともに」、松田宣浩(37)が「やってみよう」など、WANIMAの曲を打席入場曲に使う選手も多く、愛着を持っていた球団だけに、楽曲制作にも力が入った。

 デビュー4カ月後の15年2月、就任して間もない工藤公康監督(57)とライブ会場の近くで偶然出くわした。声を掛けてCDを渡し「デビューしました」とあいさつすると「同じ1年目だね。熊本出身なら松中(信彦)と一緒だ。頑張れよ」と、平成唯一の3冠王の名を挙げて激励されたという。

 KENTAは「目線を下げて話してくださった。どれだけ励みになったことか」と当時を振り返った。作詞作曲したテーマ曲には初めて歌詞に「がんばれ」というフレーズを使い「プラスにもマイナスにもなる言葉。覚悟と責任を持って歌っていきたい」と抱負。「(日本シリーズ)5連覇を目指すホークスが野球で世の中を明るくしていこうという中で、僕らは音楽で支えや励みになっていきたい」と熱い思いを語った。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月27日のニュース