長澤まさみ 日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を涙の初受賞 「MOTHER」で難役シングルマザー演じる

[ 2021年3月19日 22:37 ]

第44回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞に輝いた長澤まさみ(C)日本アカデミー賞協会
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 第44回日本アカデミー賞の授賞式が19日、都内のホテルで行われ、最優秀主演女優賞に長澤まさみ(33)が選ばれた。同賞は初受賞となり、感涙した。

 映画「MOTHER マザー」(監督大森立嗣)に主演した。母親でありながら男とたちと行きずりの関係を持ち、自由奔放に生きる女性役を演じ、新境地を開いた。難役に挑み「共感しようと思っても最後まで共感できなかった。わからないこともあるんだと」と、舞台あいさつで話していた。

 長澤は授賞式で、「本当にたくさんの方に支えられなければ、映画づくりはできないんだなと、去年、身にしみて感じました」と告白。周囲への気遣いを見せ、「きっと本当は作りたかった映画も、去年、作れなかった人たちもたくさんいると思います。そして映画も公開できず、先延ばしになっている人たちもたくさんいると思います」と続けた。

 そのような状況下で、作品が公開されることに心動かされた様子。「映画を公開して、たくさんの方に観に行っていただけたことは、本当にうれしいです」と述べ、「これからも誠実に映画づくりに向き合ってがんばっていきたいなというふうに思います」。決意新たに語った。

 最優秀助演女優賞は「世界の中心で、愛をさけぶ」「キングダム」で2度受賞。最優秀主演女優賞は初めての受賞となった。

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