森永卓郎氏 小池都知事の「5つの小」に疑問「これで爆発的な感染拡大を止められるのか」

[ 2020年11月19日 18:05 ]

経済評論家の森永卓郎氏
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 経済アナリストの森永卓郎氏が19日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に出演。東京都の小池百合子知事が同日夕に記者会見し、新型コロナウイルスの重症者対策や個々の感染防止の徹底に軸足を置き、会食時は「5つの小」を意識するよう呼びかけたことについてコメントした。

 小池知事は「5つの小」について「小人数、小1時間、小声、小皿、小まめに換気、消毒」と説明。「第2波」の際に実施した飲食店に対する営業時間の短縮要請はしなかった。東京都は19日に新型コロナウイルスの感染者が新たに534人報告されたと発表。18日の493人を超えて2日連続の過去最多で、初めて500人台に上った。有識者を交えて19日開いた都のモニタリング会議で、感染状況に関する4段階の警戒度を最高レベルの「感染が拡大している」に1段階引き上げることが決まった。

 森永氏は「私の印象だと、小池知事は第1波、第2波の時、先手先手で大胆な戦略を打ってきた。今回はマナーとか事業者の努力のレベルのことしか言わなくて、営業自粛っていうのは一切言わないし営業時間の短縮も言わないんですね」と指摘。そして「さらに第1波、第2波の時に言った県境を越える東京都外への移動は不要不急の場合はやめましょうってこともおっしゃらない。これで爆発的な感染拡大を止められるのか、正直言って非常に大きな疑問を持っています」と話した。

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2020年11月19日のニュース