【明日4月14日の「半分、青い。」】第12話 1980年のお茶の間再現に美術スタッフ腐心

[ 2018年4月13日 13:00 ]

連続テレビ小説「半分、青い。」第12話の1場面。鈴愛(矢崎由紗、右)は律(高村佳偉人)と共同制作した“あるもの”を家族に披露する(C)NHK
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 女優の永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(月〜土曜前8・00)は14日、第12話が放送される。

 鈴愛(矢崎由紗)の左耳失聴が宣告されて以来、日に日に落ち込み、弱る晴(松雪泰子)。和子(原田知世)をはじめ、周りの人たちは晴を気遣うが、一向に元気になる気配はなかった。鈴愛は律(高村佳偉人)と共同制作した“あるもの”を、晴や家族に披露する。時は経ち、1989年。鈴愛(永野)と律(佐藤健)は高校3年生になった。

 朝ドラ通算98作目。フジテレビ「素顔のままで」「ロングバケーション」「空から降る一億の星」やTBS「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「オレンジデイズ」など数々の名作を生み“ラブストーリーの神様”と呼ばれるヒットメーカー・北川悦吏子氏(56)のオリジナル脚本。岐阜県と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれの・すずめ)が高度経済成長期の終わりから現代を七転び八起きで駆け抜け、一大発明を成し遂げる姿を描く。

 【+α】1980年(昭55)を舞台に描かれるのは第12話が最後。第2週(第7〜12話)には“テレビの前にラジカセを置いて音楽を録音”など「昔、やったなぁ〜」と懐かしく感じる場面が次々に登場した。NHKによると、70年代までは時代考証の研究者がいるというが、80年代に入ると細分化し始めた風俗を丸ごと語れる人があまりいないという。お茶の間にある物について、美術スタッフは「この時代のこれはどんなものでしたか?」と逐一、製造メーカーに尋ねるなど、骨を折った。

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2018年4月13日のニュース