巨人にライバル心むき出し…川崎のぼる氏 星野さんは「いい男だった」

[ 2018年1月8日 08:41 ]

 星野仙一氏の半生を漫画にした「勝ちたいんや!劇画・星野仙一物語」作画を担当した川崎のぼる氏(76)は、星野氏を描いた日々を「下がり眉で、目はつり上がり気味で描くように心がけていた。怖さと優しさを併せ持つ人柄が顔に出ていたのかもしれないね。いい男だった」と懐かしんだ。

 代表作「巨人の星」を描いたのは巨人人気の絶頂期。「当時は巨人が主人公だった。他チームはいかに巨人を倒すかに燃え、その中でもライバル心むき出しの星野さんは魅力的だった」と振り返る。「勝ちたいんや!」を描き「星野さん自身が(球界の)主人公たりえる人だと改めて思った」と語った。

 早すぎる死を「王さん、長嶋さんが表に出る機会も減り、星野さんにはまだまだ球界のリーダーとして引っ張ってほしかった」と惜しんだ。

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2018年1月8日のニュース