YOSHIKI 世界への挑戦誓う「壁を壊すまではやっぱり止められない」

[ 2017年6月20日 15:57 ]

急きょ帰国し、緊急会見に出席したYOSHIKI
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 先月16日にけい椎人工椎間板置換手術を受けた「XJAPAN」のYOSHIKI(年齢非交渉)が20日、滞在先の米国から急きょ帰国し、都内のホテルで緊急会見を行った。

 術後、初の公の場で世界への飽くなき挑戦の姿勢を明かした。会見にもコルセット姿で出席したYOSHIKI。状況に応じて、さまざまなコルセットを使い分けていることを明かし、「普段の生活では外しています。人工のものなので動かしたほうがいいって。(医者から)首は動かすようには言われています」と語った。

 7月の日本公演でのピアノ演奏については「下向く、上向くというのは痛いので、(コルセットは)していますね。当日は取れるようにしたい。これだと完全に鍵盤が見えない状態。見ないで弾く練習もしています」とした。

 手術を受け、「XJAPANにドラムを入れるか」「ギター転向するか」というYOSHIKIがドラムを叩かないという選択肢も考えたというが、「ピアノを弾いて、ドラムを叩いてというのが一番しっくりくる」と決意。

 今回の手術が決まったのは米国をはじめワールドツアーを発表する直前だった。今後の世界への挑戦について聞かれたYOSHIKIは「ずっと何十年もXJAPANとして世界の壁に挑戦してきて、ここまで来た。世界の壁も僕らにとってだんだん低くなってきた。ぶち破れるんじゃないかって時に、またこういうことになった。だからって、ここで今、まだ止められない。諦めきれない。また手術をしないといけないかもしれないけど、もう壁を壊すまでは(止められない)」と力説。

 「XJAPANをやってきて、ToshIの件とか、たくさんあった。TAIJI(享年45歳)の夢、HIDE(享年33歳)の夢があって」と志半ばでこの世を去った元メンバーの名前を挙げ、「イバラの道ではあるが、壁を壊すまではやっぱり止められない。それに向かって復活するしかない。ただ、時期はわからないですけど」と続けた。

 最後には「手術の件で皆さんにご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」と改めて謝罪しつつ、「7月のツアーは内容が変わってしまいますが、また違った内容の素晴らしいコンサートを行おうと思っているので、楽しみにしてください。また激しいドラムを叩けるように、激しいステージができるように頑張っていこうと思っています」と前を向いた。

 YOSHIKIは、先月16日に米ロサンゼルスの病院でけい椎人工椎間板置換の緊急手術を受け、無事に成功。バンドの5月公演をすべてキャンセルしたが、7月の日本ツアーは今月9日に決行されることを発表。YOSHIKIはピアノだけの参加となり、公演自体もはアコースティック形式となる。

 「X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X Acoustic Special Miracle 奇跡の夜6DAYS」の7月17日の横浜アリーナでの日本ツアー最終公が、WOWOWプレミアムで午後6時から生中継されることも発表された。

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