新しいラブコメ「人は見た目が100パーセント」“コメディ”特化で視聴者爆笑

[ 2017年5月17日 18:30 ]

ドラマ「人は見た目が100パーセント」に出演の(左から)水川あさみ、桐谷美玲、ブルゾンちえみ
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 昨年大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)を代表に、最近は“ラブコメ”ブームの傾向だ。4月期のドラマでラブコメの“コメディ部分”に特化し、視聴者を“大笑い”させているのが「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ、毎週木曜よる10時)。桐谷美玲、水川あさみ、ブルゾンちえみ演じる女子力低めの女の子が、“ビューティー研究”によって徐々に女子力を高めていくというハウツー型ラブコメディだ。

 これまでのラブコメと違う部分は、振り切った笑いのシーンにある。毎回お決まりの白目で失神してしまう場面や、好きになってしまう相手を人体模型に脳内変換し、それを実写してみたり、髪の編みこみに失敗しボサボサ頭になったヒロインを落ち武者にしたりと映像遊びが満載。これまでのラブコメディにあった“クスッ”という笑いではなく、爆笑狙いが特徴だ。

 データニュース社(東京)によるテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(調査対象2400人)によると、スタート時は「ホントは3人とも可愛いのに…」(50歳女性)、「マンガチック」(53歳女性)など批判的な意見も多かったが、回を追うごとに「大笑いできる」(52歳女性)、「毎回笑いを提供してくれる新しいタイプのドラマ」(58歳女性)、「笑えるシーンがたくさんであっという間」(34歳女性)など、“笑い”と切り離せないドラマになっている。

 桐谷演じる主人公の恋とギャグシーンの奮闘ぶりには「頑張っている姿が好感もてるし応援したくなる」(33歳女性)など共感する視聴者も増えてきており、初回満足度は3・16だったが、先日の第5回では3・63に上昇し高満足度の基準3・7に迫った。最も満足度の高い視聴層はM1(20歳〜34歳男性)の4・25(第5話の満足度)で、「男が見ても笑えるし、参考になる」(26歳男性)など、“想定外”の視聴者層も巻き込んでいる。

 ドラマ初出演のブルゾンちえみも話題だが、水川あさみのコメディエンヌぶりにも注目で「水川あさみさんがハジけてる」(44歳女性)など、笑いのシーンでいい味を出している。これだけ“笑い”に特化したラブコメも珍しい。流行中のラブコメに新風を巻き起こしそうな作品だ。

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2017年5月17日のニュース