星野源10年ぶり連ドラ主演 「逃げ恥」から一転、究極ダメ人間

[ 2017年3月16日 05:30 ]

WOWOWのドラマ「プラージュ」に主演する星野源。覚せい剤使用で逮捕されたサラリーマン役。法廷に立つシーン
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 俳優で歌手の星野源(36)が、WOWOWの連続ドラマ「プラージュ」(今夏放送、土曜後10・00、全5話)に主演する。演じるのは前科があるさえない男。「自分が演じる登場人物史上、最もだらしなくてダメな人」という役柄で、10年ぶりの連ドラ主演を飾る。

 昨年のTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で、新垣結衣(28)とのコンビで“逃げ恥”ブームをけん引。こちらは家政婦と恋愛経験のない独身の会社員が契約結婚し、同居することから始まる物語だった。今作はガラリと役どころが変わり、罪を犯した人がどのように生きていくか、ということをテーマに描く人間ドラマ。

 物語の柱が「同居」という部分が「逃げ恥」と共通する。星野が演じる貴生は、軽い気持ちで手を出した覚醒剤の使用容疑で逮捕され、仕事も家も失い、シェアハウス「プラージュ」にたどり着く。共に暮らすのはさまざまな過去を背負い、居場所を失った厄介者たち。同居人が引き起こす騒動に巻き込まれていく。

 原作は誉田哲也氏の同名小説。人はかつての自分を取り戻せるのか、それとも社会の片隅で暮らすしかないのか。重厚なテーマながら、ユーモアたっぷりに描かれたエンターテインメント作品だ。

 星野は演じる貴生を「ダメな人だと思います」と感じており、脚本を読んでいる時も「この人苦手だなあ」と声に出してしまうほど。それでも徐々に貴生の魅力に気付いて「妙に好きになってきている」そうで、「刺激的かつ楽しい作品を届けられるよう頑張りたい」と力を込めた。

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2017年3月16日のニュース