中山優馬 別居していた愛犬と再会し号泣「夢を見ているかのようでした」

[ 2017年3月16日 19:43 ]

連続ドラマW「北斗−ある殺人者の回心−」舞台あいさつ付き完成披露試写会に登壇した(左から)瀧本智行監督、宮本信子、松尾スズキ
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 俳優の中山優馬(23)が16日、都内で行われた連続ドラマW「北斗−ある殺人者の回心−」(25日スタート、土曜後10・00、全5回)の舞台あいさつ付き完成披露試写会に、宮本信子(71)、松尾スズキ(54)、瀧本智行監督(50)とともに登壇した。

 同作は、作家の石田衣良氏が2012年に“デビュー15周年の結論”と自負した同名小説を映像化したもので、どうして孤独な殺人者が生まれてしまったのか…という残酷で重苦しいテーマを扱いながらも、愛を求める人間たちの運命を丁寧に描く。

 両親から激しい虐待を受け、誰にも愛されることなく、いつしか心の奥に“闇”を抱え、運命のいたずらにより殺人者となってしまった主人公の北斗を体当たりで演じた中山。役作りのために約12キロもの減量を行ったことが話題となったが、瀧本監督は「20日くらいで12キロ落としてもらいました。その20日間は固形物を一切食べず液体だけ」と説明し、さらに「最後は法廷シーンで終わるんですが、最後の2日間は役のおかれている状況としては『寝られないよな』とささやきました」と告白。これに中山は「“これは寝たらアカン!”と思って。2日で15分だけ落ちましたけど」と努力を明かした。

 さらに中山は、精神面でも徹底した役作りを行ったそうで「ケータイを使わなかったり、家にテレビを置かなかったり、愛犬と別居生活をしました」と明かし、撮影を終え愛犬と会った際の心境を聞かれると「(ドラマを)撮り終えた次の日にこのポスターを撮影したんですけど、そのときに監督が僕の愛犬を抱っこして来てくれたんです。まったく知らなくて、夢を見ているかのようでした。涙があふれてきました」とコメント。これに瀧本監督は「撮影が終わったあと、僕は泣く準備ができていたんですけど、(中山は)ニコニコしていて、犬を連れて行ったら号泣するんですよ。どうなんだよこれ!って僕は不満がある」と中山にクレームを入れ、会場の笑いを誘っていた。

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