ＮＨＫ上田新会長が就任、あいさつで「公共放送としての役割果たす決意」

就任会見に臨むＮＨＫの上田良一会長
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　ＮＨＫの上田良一新会長（６７）が２５日、東京・渋谷の同局で就任記者会見を行った。就任にあたり「視聴者のみなさまから信頼される公共放送としての役割をしっかり果たすという強い決意のもと、自らの職責を誠実に果たしたい」と力を込めた。

　「平成２５年から３年半ＮＨＫに勤め、この大きな組織の今を自ら目で見てまいりました」とし「私にできることは何か、公共放送の最高責任者に就任したまさにこの瞬間から全力疾走できる」と自信。「放送と通信の融合の時代にＮＨＫはさまざまな変革を求められる。これまでのやり方を踏襲するだけではその存在を認めていただくことはできないと感じております」と課題を口にし、「視聴者の皆様の声に謙虚に耳を傾け、不祥事が相次いでいることを真摯に受け止めて、何よりもコンプライアンスを徹底し、規律ある組織を構築することが必要だと考えています。みなさまから厚い信頼を寄せていただけるよう、先頭に立って力を尽くしてまいります」と決意を語った。