NHK籾井会長 最後の会見で感謝「ハッピーだったと実感」

[ 2017年1月19日 16:41 ]

 NHKの籾井勝人会長(73)は19日、東京・渋谷の同局で定例会見を行った。

 24日の任期満了日を持って退任するということで今までの3年間を振り返り所感を述べた。籾井会長は「視聴者をはじめNHKにご支援、ご協力いただいた皆様に心よりお礼を申し上げます」と感謝の言葉を述べ、「放送というこれまで縁のなかった世界でも決断と実行を実践し、まっすぐな生き方を貫くことが出来ました。NHK会長ならではの経験もたくさんさせていただきました。とてもハッピーだったと実感しています」と語った。

 しかし、3年前の就任会見での従軍慰安婦についての発言が問題視されたことについては「この期に及んで何か言うことはしないつもり」としながらも「最初の記者会見でずいぶんとコメントすることを止めたのですが、どうしても、としつこかったので私見として述べました。でも私見はないということで、記者会見で発言したことは全部国会で取り消しております。したがって、それについては今、ワーワー言われる筋合いはないと思っております」と語った。

 後任には、経営委員で元三菱商事副社長の上田良一氏(67)が就任する。

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