生田絵梨花 ジュリエット役は「意思の強さ大事に」、来年も貪欲に追求

[ 2016年12月30日 08:00 ]

ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」でジュリエットを演じる生田絵梨花(Photo by Leslie Kee)
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 ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(来年1月15日〜2月14日=東京・TBS赤坂ACTシアター)でジュリエットを演じる乃木坂46・生田絵梨花(19)が、年明けの初日に向け作品に懸ける思いを語った。

 既にミュージカルで「リボンの騎士」など主役経験があり、人気グループの一員としてセンターを務めるなどキャリアを重ねてきた。今作はオーディションを経てジュリエットを演じることになった。

 ヒロインの役について生田は「意思の強さは大事にしたい。考えながら稽古しているところで、もっと(自分に役を)浸透させたい」と語り、ロミオと一瞬にして恋に落ちるというストーリーには「想像力をかき立てて、その場での反応を大事にしたい」と役に“入り込んで”行く段階に入っている。歌唱シーンについても「技術的なことはしっかりやらないといけない、大事なのは感情が伝わること。やるべきことをやって気持ちを入れていけるように」と真摯(し)な姿勢で理想を追い求めている。

 作品はシェークスピア原作、中世イタリアを舞台にしたロミオとジュリエットの悲恋を描く、世界中で上演されてきた名作だ。ジュリエットの部屋のバルコニーで2人が愛を語り合うシーンが象徴的だが、生田にとっても「全て見てほしいけれど、ここはジュリエットの強さよりもかわいらしい部分が出ている好きなシーン」と注目のポイントを挙げている。

 ロミオ役は古川雄大(29)、大野拓朗(28)のダブルキャスト。2人からは「(私が)遠慮しないよう話しかけてくださって、やりやすいよう導いいただいている。皆さん温かくて“頑張らなきゃな”と思います」と先輩への信頼を明かした。また、ジュリエットは新人の木下晴香(17)とのダブルキャスト。生田にとって木下は「響きが心地いいし感情がすっと伝わってくる歌声。(大きな舞台は)初めてなのに落ち着いていて、しっかりしているので“お姉さん”と思って接している」と実力を認める。

 来年は今作を終えると、「レ・ミゼラブル」のコゼット役(5〜7月、帝国劇場)が控え、グループの活動も並行して行う。「舞台が続く年、“自分には何もない”と思っているから全てのことを貪欲に吸収、追求して引き出しを増やしていきたい」と向上心をもって進んでいく気持ちを見せた。

 大阪公演は2月22日〜3月5日、梅田芸術劇場。

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