溝端淳平が時代劇初主演!デビュー10年「想像もしていなかった」

[ 2016年3月10日 05:35 ]

時代劇に初主演する溝端淳平

 俳優の溝端淳平(26)が時代劇に初主演する。5月13日にスタートするNHK―BSプレミアム「立花登青春手控え」(金曜後8・00)で、今月7日に京都・太秦でクランクイン。2006年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し芸能界デビューした溝端は「10年たって京都で時代劇の主演をやらせていただけるとは想像もしていなかった」と感慨深げ。亡くなった祖母が時代劇の大ファンだったといい「悪を成敗するヒーローへの憧れが昔からあった。夢がかなった。おばあちゃんに見せたかった」と気合が入っている。

 原作は藤沢周平氏の「獄医立花登手控え」。江戸・小伝馬町の牢(ろう)医者となった青年が主人公。鮮やかな推理と得意の柔術を武器に、牢の内外で巻き起こるさまざまな事件を解決しながら成長していく姿を描く。NHKが82年に中井貴一(54)主演でドラマ化したこともある。

 人を斬らずに柔術で戦う主人公を演じるにあたって、京都で柔術の形を見学。「素人の目では動きが理解できない。深すぎて分からない」と話すが、スタントなしで撮影に臨む予定で「どんな映像になるか楽しみ」と心待ちにしている。

 クランクイン前には黒澤明監督の映画で、江戸時代の医師を主人公にした「赤ひげ」や藤沢周平原作の映画「たそがれ清兵衛」を観賞。「敵をスカッとやっつけるだけでなく、切ないほろ苦さや余韻が残る作品。藤沢周平さんの原作ですし、見た後にたそがれてほしい」と話している。

 平祐奈(17)、石黒賢(50)らが共演する。

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2016年3月10日のニュース