「テラスハウス」映画化のワケ てっちゃんがやり残した「卒業」

[ 2014年12月10日 06:00 ]

“てっちゃん”こと菅谷哲也も出演。映画化が決まった「テラスハウス」(C)フジテレビジョン イースト・エンタテインメント

 今年9月に終了したフジテレビ「テラスハウス」の映画化が決まった。タイトルは「テラスハウス クロージング・ドア」(監督前田真人)で、来年2月14日公開。出演は“てっちゃん”こと菅谷哲也(21)島袋聖南(27)のほか、新メンバー5人、卒業メンバー。番組最終回の“続き”となる新たな日々を描く。太田大プロデューサー、松本彩夏プロデューサーが映画化の理由を語った。

 見ず知らずの男女6人の共同生活に密着した青春リアリティーショー。2012年10月のスタート以来、若者に絶大な人気を誇った。グラビアアイドルの筧美和子(20)モデルの今井華(21)歌手のchay(23)らが番組からブレーク。You Tube公式チャンネルのトータル再生回数は2億回を突破した(8日現在)。

 今年9月29日に最終回を迎え、2年間の歴史に幕。てっちゃんがテラスハウスの扉を開き、少し驚いたような表情を浮かべたところで番組が終わるという意味深なフィナーレだったが、その扉の向こうには「本当のラスト」に続く新しい日々が待っていた。

 総勢22人の若者がそれぞれのゴールを見つけて家を出ていったが、太田プロデューサー、松本プロデューサーは「2年かかって、ゴールを見つけていない男が1人…。テラスハウスでやり残したことは『卒業』。番組開始当初から最後まで唯一、テラスハウスで暮らし続けた菅谷哲也のこの一言で、その続きを描くことに思い至りました」と映画化の経緯を説明。
 
 内容については「この度の『テラスハウス クロージング・ドア』は、哲ちゃんがあの扉を開けてから『卒業』までの日々を相変わらず、ただただ記録したものです」とテレビ版と変わらない。

 「哲ちゃんと新たな5人の住人たち、そして卒業したメンバーたちによる『本当のラストデイズ』が幕を開けます。彼らは、どのように次の一歩を踏み出すのか、はたまた踏み出さないのか…。そして、その一部始終をテレビ放送ではなく、劇場のスクリーンに場を移すことにしました」と続けた。

 「『テラスハウス』は恋人や友人はもちろん、または見ず知らずの人々とSNSなどで互いの感想をシェアしながら見ることができる番組でした。でも、最後の最後は、劇場という閉ざされた場所で、大切な人とともに、または『テラスハウス』を好きでいてくださる方々同士で、同じ時間と空間で想いをシェアしていただきたいと願い、映画という形にさせていただきました」と映画化への思い入れを話している。

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2014年12月10日のニュース