GLAY 宮城で10年ぶり大型野外公演 TERU男泣き「これからも一緒に」

[ 2014年9月21日 06:00 ]

「GLAY EXPO 2014」で熱唱するTERU

 GLAYが10年ぶりの大型野外公演「GLAY EXPO」を20日、ひとめぼれスタジアム宮城(宮城県利府町)で行った。

 「東日本大震災を風化させない」を合言葉に、デビュー20周年記念公演として開催。震災直後から単独で被災地に入って支援活動を続けてきたボーカルのTERU(43)は、当時を振り返って涙をこぼし、「悔しいけど、苦しいけど、これが現実。これからも一緒に生きていこう」と強調。ヒット曲「生きてく強さ」を歌うと、熱気は最高潮に達した。

 約5万5000人を集めたEXPOは4回目で初の東北開催。TERUは上半身裸で和太鼓も演奏した。青森ねぶた祭、仙台七夕まつり、福島わらじまつりなど東北6県の夏祭りの演者252人もステージに並んだ。リーダーのTAKURO(43)は「TERUがこのEXPOを一番望んでいた」と頼もしそうにあいさつした。

 GLAYは震災直後の11年5月、復興支援曲をインターネット配信し、利益を全額寄付。このほか、同年中に被災地でアコースティックライブやチャリティー公演も行った。最後は「BELOVED」を合唱し、約3時間、全23曲のステージを締めくくった。

 ≪11・5アルバム発売≫11月5日には2年ぶり13作目のアルバム「MUSIC LIFE」が発売される。「BLEEZE」をはじめ、NHKドラマ10「激流」の主題歌「DARK RIVER」など11曲。音楽プロデューサーの亀田誠治氏が全曲手掛けた。また、ファン投票で選曲を決めるなどしたバラード曲のベスト盤が特典として付く。

 ≪静岡皮切りにアリーナ行脚≫11月29日からはアリーナツアー「Miracle Music Hunt」がスタート。静岡エコパアリーナ公演を皮切りに、さいたまスーパーアリーナ(12月6、7日)、横浜アリーナ(来年2月7、8日)など9カ所17公演を予定。

 ≪来夏に地元でこけら落とし≫来年は故郷の北海道函館市に開館する多目的施設「函館アリーナ」のこけら落とし公演を務めることが決まった。アリーナは北海道新幹線が開業予定の15年8月に開館を見込んでいる。

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2014年9月21日のニュース