中田氏&ジーコ氏 ザックJに“06年の雪辱”託す

[ 2014年6月22日 05:31 ]

サンパウロで対談した対談した中田英寿氏(左)とジーコ氏

 サッカー元日本代表の中田英寿氏(37)と元日本代表監督のジーコ氏(61)がW杯開催中のブラジル・サンパウロで20日(日本時間21日)に対談し、コロンビア戦(同25日)を控えた日本代表に奮起を促した。

 コロンビア戦を中継するテレビ朝日の特番「日本×コロンビア直前SP」(24日後7・00)の企画で、中田氏がプロデュースする「nakata.net Cafe」で実施。中田氏は、2戦を終えた日本代表について、自身が出場し、ジーコ氏が監督として日本を率いた06年ドイツ大会の時と「似た状況になっている」と指摘した。

 ドイツ大会では、初戦でオーストラリアに1―3で逆転負けし、第2戦はクロアチアにスコアレスドロー。決勝トーナメントに進出するためには、第3戦で強豪ブラジルを相手に2点差以上をつけて勝利することが必須条件だった。

 今回も、初戦でコートジボワールに1―2で逆転負けし、第2戦のギリシャ戦は0―0で引き分け。決勝トーナメント進出は、コロンビア戦での勝利が大前提となっている。

 ドイツ大会では、ブラジルに負け、1次リーグ敗退が決まり、涙ながらにピッチに横たわった中田氏。「あの時は、ブラジルに対してどうやって失点しないで2得点以上を奪えばいいのかということを考えていた」と振り返り、自身が果たせなかった“雪辱”をサムライブルーに期待した。

 ジーコ氏は「今大会は、ディフェンスを強化し、ボールを回しすぎずにゴールを目指す攻撃的なチームが結果を出している。これが重要だと思う」と助言。決勝戦については「希望も含めて、ブラジル対アルゼンチン」と、母国ブラジルの活躍を祈った。

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