GACKTのファンクラブ運営 取締役を脱税容疑で逮捕

[ 2014年4月9日 11:20 ]

家宅捜索のため芸能事務所が入居するマンションに入る東京地検特捜部の係官ら

 ミュージシャンGACKTのファンクラブ運営経費を水増しして約5800万円を脱税したとして、東京地検特捜部は9日、法人税法違反などの疑いで、昨年までファンクラブを運営していた「DEARS」の取締役長谷川裕容疑者(42)ら3人を逮捕した。

 他に逮捕したのは、DEARS代表取締役玉置公祐容疑者(54)、知人の会社役員池内健一郎容疑者(41)。

 GACKTは玉置容疑者らが設立した芸能事務所に所属し、昨年別の事務所に移籍した。現在の事務所は「経営には関わっていなかった。事情を全く承知していない」としている。

 民間調査会社などによると、DEARSは2006年に東京都大田区に設立。GACKTのファンクラブ会費などを原資に運営を担い、イベントやコンサートチケットの販売などを手掛けていた。

 逮捕容疑は、DEARSが外注する際の費用を水増しする手口で、10年9月期までの2年間で計約1億9500万円の所得を隠し、法人税計約5800万円を免れるなどした疑い。

 GACKTはドラマ出演などで知名度が上がり、DEARSの売上高は07年9月期の約2億2000万円から10年9月期には約9億円に大きく伸びた。

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2014年4月9日のニュース