蜷川幸雄氏 蟹江敬三さんと「また一緒にやりたいなと…」

[ 2014年4月7日 05:30 ]

盟友だった蟹江敬三さんの思い出を語る蜷川幸雄氏

 演出家の蜷川幸雄氏(78)が6日、さいたま市内で取材に応じ、3月30日に胃がんのため69歳で亡くなった俳優の蟹江敬三さんとの思い出を語った。

 蜷川氏は、蟹江さんが「劇団青俳」の入団試験を受けた際の面接官。退団後は「現代人劇場」、「櫻社」の2劇団をともに旗揚げした。「若いときは外国人のような二枚目。蟹江1人で劇団が成立した」と振り返った。20年ほど前に会ったのが最後というが、「最近、なぜかアイツが気になっていた。また一緒にやりたいなと思っていた矢先だった」と話した。

 また「本当かは分かりませんが、酒を飲んだとき“僕がテレビに出るのは、いなくなった父さんが名乗り出てくれるかもしれないから”と言っていた」と話し、「ちゃんと会えたのかな…」と思いやった。

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2014年4月7日のニュース