海老蔵 来年3月公演で娘と初共演「“にらみ”はできている」

[ 2013年11月25日 13:48 ]

「市川海老蔵 古典への誘い」製作発表に出席した市川海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(35)が25日、都内で行われた「市川海老蔵 古典への誘い」製作発表に登場した。

 「古典への誘い」は伝統芸能をより分かりやすく多角的に味わってもらおうと、海老蔵自らが企画し、12年からスタートした公演。3回目公演は、初回の再演で半能「石橋」、舞踊「連獅子」を上演する。海老蔵は「去年(初回)をみていただいて、思いのほか良かったという言葉が多かった。『連獅子』は『石橋』を見習ってできたもので、その両方を同時に見ることは当時の人にはかなわなかったこと。同時に見られることは今の時代に生きる人の特権ですし、新しい趣向をみていただきたい」とあいさつ。

 来年3月、熊本の八千代座で幕を開ける。この八千代座の公演では海老蔵の長女・麗禾ちゃん(2)を初お披露目する。「八千代座は今年初めてやらせていただいたんですが、素晴らしい劇場だった。まだ2歳ですが、彼女も歌舞伎に非常に興味を持っていて、歌舞伎も若いうちは女の子も出てもいいということもあるので、本人も出たいと言っているし、出そうかなと。踊るとかではなく、歌舞伎の匂いを感じてもらうことは彼女にとってもいいことなんじゃないか」と経緯を説明。

 稽古はまだというが、「DVDを再生したり、自分で見ていますね。妻の体内にいる時から聞いているわけですし、何となく分かっている部分もあるとは思うんです。稽古というのをする前の段階ですが、足を出して見得を切ったり、自分なりの“にらみ”はできているし、『海老蔵です、団十郎です』って口上はできているんです。その評価は難しいが、親バカにはなってしまうが、“おー!”と思うこともチラホラある」と目尻を下げた。

 熊本県PRキャラクター「くまモン」にも出演オファーを出しているといい、「子どもなので何が起こるかわからないですし、(絶対に出るとは)お約束はできないですが、娘もくまモンファンになりつつありますし、くまモンが出てくれれば、娘も毎日出るんじゃないかなと」と話し、笑わせた。

 公演は来年3月6~25日まで全国7都市22公演を行う。

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