テレ朝社長 2クール連続4冠も油断なし「厳しい戦いを予想」

[ 2013年7月2日 16:00 ]

 開局以来初の2クール連続平均視聴率4冠を達成したテレビ朝日の早河洋社長(69)が2日、6月度の定例会見に出席。好調が続く中でも「この夏は厳しい戦いを予想している」と気を引き締めた。

 4月クール(4月1日~6月30日)に「全日」(午前6時~深夜0時)で7・8%、「ゴールデン」(午後7時~同10時)で11・6%、「プライム」(午後7時~同11時)で12・1%、「プライム2」(午後11時~深夜1時)で8・7%を記録し、すべての時間帯で首位に立ったことを発表。1月クール(1月1日~3月31日)も4冠を達成しており、開局以来初の2クール連続4冠達成となった。

 6月の月間視聴率でも「全日」で8・0%、「ゴールデン」で12・3%、「プライム」で12・6%、「プライム2」で8・9%と4冠となっており、2月、3月、4月に続き、今年4回目の月間4冠となっている。この結果、年間視聴率でも4冠をキープしている。

 早河洋社長は「(年間4冠キープは)1月クールの貯金があったから。他局との差は縮まっていて、接戦の様相を見せている。僅差ですし、場合によっては入れ替えの可能性もある。非常に緊張して、これからの番組編成をしないといけない」と開局以来の快挙にも表情を崩さなかった。

 7月以降の展望については「厳しい戦い」を予想しながらも、「『DOCTORS2 最強の名医』はこの前のスペシャル(14・7%)もいい数字でしたし、前回の実績から言っても、大変期待している。今月では(プロ野球の)オールスターもある。(阪神の)藤浪など若い人気選手の出場も決りましたし、2戦中継するので楽しみにしている。松山(英樹)選手が決まった(ゴルフの)全英オープンも楽しみにしている」と期待感をのぞかせた。

 21日には参院選の決まり、同局は今回も「選挙ステーション」として古舘伊知郎キャスター(58)をはじめ、「報道ステーション」のメンバー中心による速報番組を編成。「正確、迅速な速報に徹する。焦点はねじれが解消するか、自民・公明がどれだけ議席をとるか、それを外さないようにいきたい」と話した。

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2013年7月2日のニュース