橋下氏発言で水道橋博士激怒「たかじんNOマネー」降板

[ 2013年6月16日 06:00 ]

橋下徹市長(左から2人目)の発言に苦い顔の水道橋博士(右)

 橋下徹大阪市長(43)は15日、同市内でテレビ大阪の討論番組「たかじんNOマネー」に生出演した。その際、共演したタレントの水道橋博士(50)が橋下氏の発言に激怒し、番組降板を表明した上で途中退席するトラブルがあった。

 伏線は、今月1日の同番組で橋下氏の「慰安婦発言」を議論した際、水道橋博士を含むコメンテーター全員が「問題あり」と判断したこと。その放送中に実施した視聴者の電話投票では約8割が「問題なし」と答えた結果が発表された。

 橋下氏はこの結果を受け、番組冒頭で「有権者は冷静ですよ。小金稼ぎのコメンテーターとは違う」と勝ち誇った表情で豪語。その後もコメンテーター陣を圧倒する議論を展開していた。

 それが番組終盤になって、水道橋博士が突然「小金稼ぎと言われたんで今日で番組を降ろさせていただきます」と、むっとした表情で立ち上がった。そして「(小金稼ぎとは)違います。3年間ありがとうございました」とまくし立てスタジオから退出。直後に予定されていた次週放送分の収録もドタキャンした。

 一方、橋下氏は番組内でジャーナリストの大谷昭宏氏(67)から「小金稼ぎ」発言を撤回しないかと聞かれても「ないです」と一蹴。強気の姿勢を崩さなかったが、夜になってツイッターで水道橋博士に「小金稼ぎのは撤回します。すみませんでした」と謝罪。汚名返上を狙った番組出演だったが、トラブルメーカーぶりがさらに際立つ結果になってしまった。

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2013年6月16日のニュース