一夜限りのAKBあっちゃん“SPR48”へ開拓使に!?

[ 2013年6月16日 06:00 ]

7月31日のAKB札幌ドーム公演に参戦することが決まった前田敦子

 昨年8月にAKB48を卒業した前田敦子(21)が、AKBの5大ドームツアー札幌公演(7月31日)に参戦することが決まった。卒業後、古巣の公演に出演するのは初めて。姉妹グループや専用劇場が存在しない“未開の地”である札幌で、AKB人気をより高める役目を担うことになる。また、板野友美(21)らの卒業セレモニーがドームツアーで開かれることも決定した。

 一夜限りの前田の“復帰”は、15日に千葉・幕張で開かれたAKBの握手会で発表された。関係者によると、前田は1年3カ月ぶりの新曲を9月に発売する予定。より多くのファンの前で初披露できる場を探していたところ、AKBのドームツアーが候補に浮上。日程を調整し、札幌ドーム公演への出演が決まった。

 北海道は、AKBにとって「会いに行けるアイドル」の文化を浸透させることができていない“未開の地”。握手会は行っているものの、過去の公演は2回だけ。ドームツアーで訪れる5都市(札幌、東京、名古屋、大阪、福岡)のうち、現地に姉妹グループが存在しないのは札幌だけだ。ファンの間で今も根強い人気を誇る前田の力を借り、北海道での勢力拡大につなげる狙いもある。

 というのも、今月開かれた選抜総選挙では「地方分権」の流れが強まった。HKT48の指原莉乃(20)が1位となり、SKE48、NMB48のメンバーも多数ランクイン。フランチャイズ制が軌道に乗ってきたことを示すことができた。札幌にファンが増えれば、北の大地に劇場開設&姉妹グループ結成という新展開も期待できる。

 札幌ドームは最大5万人以上が収容可能でファン拡大にうってつけの場。運営側は「前田はあくまでもゲスト出演。ソロで1、2曲を歌うのみでAKBとの共演の可能性は低い」としているが、サプライズが十八番のAKBだけに何らかの絡みは期待したいところ。前田はこの日夜、都内で日本映画プロフェッショナル大賞授賞式に出席し、取材陣の問い掛けに「北海道で歌えるのが凄く楽しみ」と話した。

 なお、公演当日はAKBメンバーで結成する新ユニットも発表される。

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2013年6月16日のニュース