二階堂ふみ「みんな死ね」 生田斗真に失神させられ恨み節

[ 2013年2月10日 06:00 ]

映画「脳男」初日舞台あいさつ。二階堂ふみは怒りの収まらない表情?で生田斗真を見る

 話題のバイオレンスミステリー映画「脳男」(監督瀧本智行)が9日、公開初日を迎え、主演の生田斗真(28)らが都内で舞台あいさつした。

 生田は壇上で、共演の二階堂ふみ(18)の首を絞めて気絶させたと衝撃告白した。爆破犯役の二階堂の首を絞める場面で「監督から、もっと絞めて!と言われた。しのびないけどグッと力を込めたら、ふみちゃん落ちちゃって…」。二階堂は一瞬だが実際に意識を失ったという。生田は「17歳(撮影当時)の少女を落としてしまったと超トラウマになりました」と明かし、今もその時の恐怖に襲われている様子だ。

 一方、失神させられた二階堂は「フワーッていきました。未知なる体験。みんな死ね死ね!って思いました」と告白。監督に食事制限を指示されたことも明かし「成長期だから痩せないし…早く終われよ、この現場って思ってました。ごはんも甘いものも食べられないし。なんだよコレって…」と言いたい放題。共演陣が笑顔で封切りを喜ぶ中、二階堂は表情を変えずに毒舌を吐き続けた。映画さながらのバイオレンスな発言の連続に、客席は大ウケだった。

 2011年のベネチア国際映画祭で最優秀新人賞に輝いた日本映画期待の大器。だが、この奔放な言動は撮影現場でも同様で、出演陣は温かく見守った様子。太田莉菜(25)は「死ね!ってオーラを出すのを楽しく見ていた」と笑った。

 生田は、アイドルグループを多数抱えるジャニーズ事務所で役者一筋で活動してきた異色の存在。「脳男」にも体脂肪率7%の肉体をつくり上げて臨んだ。異例の“失神劇”は迫真の演技に定評のある2人だからこそ生まれたともいえそうだ。

 配給元の東宝によると、興収20億円が見込める好発進。あの沢尻エリカ(26)も顔負けの毒舌舞台あいさつで、さらに注目を集めそうだ。

 ◆二階堂 ふみ(にかいどう・ふみ)1994年(平6)9月21日、沖縄県生まれの18歳。07年、日本テレビ「受験の神様」で女優デビュー。11年「ヒミズ」でベネチア国際映画祭で最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞受賞。1メートル57、血液型O。

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