大島監督 「神様に最後の願いかなえてもらうなら」で「お酒」を所望

[ 2013年1月17日 06:49 ]

会見する(左から)次男・大島新さん、小山明子、崔洋一監督

 映画監督の大島渚さん(享年80)の死去から一夜明けた16日、妻で女優の小山明子(77)が東京芸術劇場(東京都豊島区)で主演舞台「女のほむら」の初日を迎え、気丈な姿を見せた。

 96年2月に脳出血で倒れた大島監督を介護した日々を振り返り「長い闘病生活で不幸なことでしたが、誰にでもつらい時期はある。私なりにどうやったら幸せに生きられるかを考えられて充実していた」と振り返った。

 最後の会話は年明け。「神様に最後の願いをかなえてもらうなら、家へ帰るか、おいしいものを食べるか、お酒を飲むか、どれがいいか」と尋ねると、大島監督は「お酒」を選び、口を湿らすくらいの量をなめたという。

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