こじはる　１勝届かず…２９枚目で選抜伝説消えた

ＡＫＢ４８「第３回じゃんけん大会」

（9月18日 日本武道館）
　インディーズ時代からの全シングル表題曲で選抜されている小嶋陽菜（２４）が記録をストップさせた。

　この日のハイライトは３回戦で訪れた。メジャーデビュー後２７作目となる今年８月の最新曲「ギンガムチェック」まで、０６年２月のデビュー曲「桜の花びらたち」などインディーズ時代の２作を含む計２９作全てのシングル表題曲で選抜入りしているのは小嶋だけ。既に１０月発売の新曲「ＵＺＡ」の選抜も決まっており、これに勝てば３１作連続となる戦いだった。

　相手は梅田彩佳（２３）。２回戦までの赤いドレスから、出演中のドラマ「メグたんって魔法つかえるの？」の衣装に着替えて勝負へ。太腿には愛称「にゃんにゃん」をモチーフにしたネコのシールが張られていた。

　しかし、結果はグーを出して敗北。その場に座り込んで泣くしぐさを見せた。梅田が「こじはるに勝ちました！」と絶叫すると「めっちゃ悔しいです」と無念の表情を見せたが、ここで終わらないのが、エンターテイナーのこじはる。パンチラで人の記憶を消す魔法使い「メグたん」そのままに「魔法で、負けた記憶を消します」とステージで自らスカートをめくり「必勝」と書かれたパンツを披露した。

　ステージを降りると「本当に悔しいです。でも、今回の選抜は面白そうなので私も楽しみにしています」と期待した。

　初戦の相手は山内鈴蘭（１７）。会場が１回戦最高の盛り上がりを見せる中、最初に出したチョキであいこ、続いて出したグーで勝利。２回戦の相手は小谷里歩（１８）で、最初のチョキであいこ、続いてパーでもあいこ、最後はグーで勝利をつかんだ。「伝説をつくりたい」の思いは果たせなかったが、イベントを盛り上げ続けた。