山田五十鈴さんと最後の別れ…西郷輝彦「名作は永遠に生き続けます」

[ 2012年7月12日 12:53 ]

山田五十鈴さんの葬儀・告別式で弔辞を述べる俳優の西郷輝彦

 9日に多臓器不全のため95歳で亡くなった文化勲章受章者で女優の山田五十鈴さんの葬儀・告別式が12日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。北大路欣也(69)、池上季実子(53)ら生前親しくしていた俳優仲間や関係者約400人が参列し、最後の別れを惜しんだ。

 俳優西郷輝彦(65)は弔辞で「名作は永遠に私たちの心に生き続けます」。1978年の舞台「さつき館の鬼火」で初めて共演し、鼓の名手を演じたときのことに触れ、「『大切に恋人のように愛してあげたらいい音が出ますよ』と稽古鼓をくださった。宝です」と振り返った。

 会場には「狐狸狐狸ばなし」「香華」「たぬき」など、出演した舞台作品の中から、87年にファンの投票で選ばれた「五十鈴十種」のポスター用に撮った写真を展示。祭壇には、2000年に撮影し、本人も気に入っていたという茶色の着物姿の遺影が飾られた。

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