桑田 3年ぶり野外ライブで「大塚キャスター早く帰って来て」

[ 2012年7月8日 06:00 ]

台場で野外ライブを行った桑田佳祐 

 サザンオールスターズの桑田佳祐(56)が7日、東京・台場で野外ライブを行った。土砂降りの雨の中、新曲「愛しい人へ捧ぐ歌」など計14曲を披露。野外公演は約3年ぶりで、10年8月に手術した食道がんからの復帰以来初めて。血液のがんと言われる白血病と闘病中の大塚範一キャスター(63)にエールを送り「早く帰って来てね!」と七夕の夜空に復帰を願った。

 夏らしく髪の毛を短く切り、Tシャツ姿で登場。雨雲を突き抜けるようなギターソロでステージの幕が開けた。

 フジテレビの特番「桑田佳祐の音楽寅さん2012」(11日後10・00)の公開収録。会場は夏休み恒例となった同局のイベント「お台場合衆国」(14日~)の特設ステージで、招待で選ばれた5000人で熱気はムンムン。七夕の日に合わせ、ステージにはささの木が置かれ、桑田は♪ささの葉サラサラ~と童謡「七夕さま」も歌唱した。

 10年8月に食道がんの手術を受けた桑田は、この場から勇気をもらった。2年前の「お台場合衆国」のステージで、「めざましテレビ」のテーマ曲だった桑田の楽曲「EARLY IN THE MORNING」に合わせて体操する企画を開催。この模様を桑田は病室のテレビで見たといい「ありがたいことに今ここに立っていられるのは、熱いエールをくれた皆さんのおかげ」と感謝した。

 同番組に出演していた大塚キャスターは、昨年から急性リンパ性白血病で闘病中。桑田は「2年前はありがとうございました」と感謝の言葉を述べると「私たちは大塚キャスターを待っていますので早く帰って来てね!」と七夕の空に向けて叫び、早期復帰を願った。

 ぱらついていた雨も終盤には本降りに。それでも、TUBEの代表曲「シーズン・イン・ザ・サン」を歌って盛り上げると、本編最後の「波乗りジョニー」の途中に1500発の花火も打ち上げられ、盛り上がりは最高潮に。アンコールではアニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公まる子を思わせる、おかっぱ頭のカツラを着けて登場。「祭りのあと」を歌い上げると、満足そうに「またやりましょう!」と締めくくった。

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2012年7月8日のニュース