小林幸子“米騒動” 和解を望む水田提供者「元社長らにも恩がある」

[ 2012年5月13日 07:56 ]

山古志小の児童らと一緒に田植えをする小林幸子=2011年5月25日撮影

 歌手小林幸子(58)が06年から故郷・新潟県の長岡市山古志地区で行ってきた恒例の「田植え」を断念したことが12日、分かった。4月に明るみになった事務所幹部解任騒動の影響で、水田の提供者から「企画は(小林と元社長と元専務の)3人でやってきたこと。全員に恩がある」と事実上断られたもの。

 小林は04年の新潟県中越地震後、慰問コンサートなどで山古志地区を支援してきたお礼にと、旧山古志村長だった長島忠美衆院議員(61)から同地区の棚田を「幸子田」として提供された。06年から毎年、田植えと稲刈りに訪れ、栽培した無農薬のコシヒカリは「幸子米」と名付けられている。

 水田の関係者によると、長島議員は「米と騒動は別問題」として、地元の農家の人たちで幸子田に田植えをし、幸子米そのものは作る意向。「秋までに仲直りしてほしいね。3人一緒に稲刈りに来てくれれば」(関係者)と話しており、長年苦楽をともにした側近2人に稲穂のようにこうべを垂れて、なんとか和解してくれることを望んでいる。

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2012年5月13日のニュース