卒業あっちゃんも情感込めて…AKB“感慨”東京Dデモ

[ 2012年3月31日 06:00 ]

<巨・ヤ>国歌斉唱に登場したAKB48の前田敦子(左から2人目)

プロ野球開幕戦 巨人0―4ヤクルト

(3月30日 東京D)
 2012年のプロ野球公式戦が30日、全国各地で華やかに幕を開けた。東京ドームの巨人―ヤクルト戦の試合前には、前田敦子(20)、大島優子(23)らAKB48のメンバー16人が国歌斉唱の大役を務めた。また、ソフトバンク―オリックス戦が行われたヤフードームではSMAPの中居正広(39)が、中日―広島戦が行われたナゴヤドームでは女優の武井咲(18)が始球式に登場するなど、開幕戦に花を添えた。

 たっぷりと情感を込めて歌い上げた。白いブレザーと濃紺のミニスカートに身を包んだAKB48のメンバーたち。「卒業」を発表した前田敦子、大島優子らは国歌斉唱という大役で、厳かな雰囲気が漂う開幕戦を艶やかに盛り上げた。

 「夢である東京ドームで国歌斉唱ができてうれしく、誇りに思います。開幕戦という素晴らしい雰囲気の中で、歌わせていただいていいのかなと思いましたけど、場内から温かい拍手をいただいてうれしかったです」

 高橋みなみ(20)は上気した顔で感慨深げに振り返った。

 06年10月にメジャーデビューした際、AKB48公式ブログのタイトルは「TOKYO DOMEまでの軌跡」と付けられるほど、メンバーにとって東京ドームは夢の舞台だった。23日にさいたまスーパーアリーナで行った公演時には、初の東京ドーム公演を開催することを発表(日程は未発表)。サプライズを知らされていなかったメンバーは涙を流して喜んだ。その本番を前に期せずして訪れた夢の舞台。「感慨ひとしおです。ここでコンサートするんだとしみじみ思いました」。高橋は初のドーム公演に思いをはせた。

 AKB48は東京ドームを埋めた野球ファンをも魅了した。本番の公演では、この日の経験を生かし、最高のパフォーマンスを自分たちのファンに届ける。

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