画面汚くても活用します 兵庫県「清盛」に8000万円

[ 2012年2月16日 17:37 ]

 井戸敏三兵庫県知事が「画面が汚い」と批判したNHK大河ドラマ「平清盛」に関連し、同県は16日発表した2012年度当初予算案に、ドラマを活用した観光推進事業費として8500万円を盛り込んだ。

 県観光振興課によると、県内の清盛ゆかりの史跡や観光施設を訪ねるバス旅行に1台当たり最高3万円を助成。清盛が福原京を築いた現在の神戸市兵庫区にある歴史館で開く物産展に約1700万円を充てる。

 ドラマに出てくる瀬戸内海の色が青いかどうかで湯崎英彦知事と意見が“対立”した広島県とも連携し、首都圏で観光プロモーションを展開することも検討している。

 観光振興課の担当者は「井戸知事の発言で結果的に注目を集めたので、観光客の増加に期待している」と話している。

 井戸知事は1月10日の記者会見で、ドラマについて「鮮やかさのない画面ではチャンネルを回す気にならない」と酷評。その後も批判を続け、NHKに演出の見直しを求めている。

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2012年2月16日のニュース