疑われた黒木瞳 えん罪の経験語る「腑に落ちなかった」

[ 2012年2月13日 14:18 ]

 俳優の仲村トオル(46)と黒木瞳(51)が13日、都内で行われたWOWOW連続ドラマW「推定有罪」(毎週日曜後10・00~、25日放送開始、全5話)制作発表記者会見に出席した。

 同作は“冤罪事件”の闇に迫り、当事者だけではなく、遺族、警察、裁判所、弁護士、報道関係者などさまざまな立場の人々を描く社会派人間ドラマ。

 12年前に書いた記事が冤罪になってしまうジャーナリスト役を演じる仲村に、弁護士役の演じる黒木がいかに傷つける言い回しができるか、入念なリハーサルを行なった。仲村はセリフが胸に突き刺さった痛みを「ボディに入ったパンチが内臓を押しつぶすようにひねりながらまだ入ってくる感じ」と表現し、笑いを誘った。

 えん罪をかけられた経験は?との質問に、率先して家の掃除をするという仲村は家族から物がどこにあるのか分からないと責められることに「オレが片付けてるのに残念なことになってるな」としみじみ。一方、黒木は小学生の頃に泥棒に間違われた思い出を明かした上で「腑に落ちなかった。(ひとりが)この人かもしれないって思うとみんなこの人かもしれないって思っちゃうんですよね」と作品に絡め、複雑な心情を吐露した。

続きを表示

2012年2月13日のニュース