入川保則さん通夜　棺に好物の「シウマイ弁当」

ほほ笑む入川さん遺影に、弔問者が手を合わせる

　昨年１２月２４日に直腸がんのため７２歳で亡くなった俳優の入川保則（いりかわ・やすのり、本名鈴木安則＝すずき・やすのり）さんの通夜が４日、神奈川・相模原市営斎場で営まれた。

　自著「自主葬のすすめ」の通り、献花などを受けず、読経も生前に自身が吹き込んだ般若心経が流された。棺には酒、孫の写真、好物の「シウマイ弁当」などが納められた。喪主で長男の鈴木正則氏（３１）は「最後まで元気で格好いい父だった。告別式は遺言通り湿っぽくなく、家族で笑って送りたい」と話した。葬儀・告別式は５日午前１１時から同所で。