小林幸子 「メガ獅子」に「食べられちゃった」

[ 2011年12月31日 06:00 ]

「メガ獅子」の上で熱唱する小林幸子

「第62回NHK紅白歌合戦」リハーサル

(12月30日)
 31日放送の「第62回NHK紅白歌合戦」(後7・15~11・45)のリハーサル2日目が30日、東京都渋谷区のNHKで行われた。小林幸子(58)は高さ6メートル、体の長さ8・3メートル、重さ2・5トンの「メガ獅子」の頭上で歌う演出を公開。東日本大震災の被災者から「派手にして」と要望を受けたといい「これを見て被災地の方に笑顔になってほしい」と話した。

 稲穂をイメージした金色ドレスをまとい、巨大な獅子に乗って「おんなの酒場」を歌唱。獅子の口に一度豪快にのみ込まれるが、セット内に設置されたリフトで頭上まで上がり歌を再開する。

 「メガ獅子」は頭から尻尾までの長さが8・3メートルで胴体が左右に大きく動く。テーマの「五穀豊穣(ほうじょう)」と「豊作豊年」を表現するため獅子舞をモデルにして約3カ月かけて制作された。

 スケール感は一昨年に披露した高さ8・5メートルの「メガ幸子」などに及ばないが、過去の豪華衣装の中では「大きな部類」(関係者)。11トントラックの荷台に乗せて搬入しようとしたが、搬入口でつっかかり降ろした。

 「獅子に食べられちゃったけど、なんだかヘルメットをかぶっている気分だった」と小林。リハーサルを見守った司会の嵐・櫻井翔(29)は「(口から)出てきましたね」と興奮気味に声を掛けていた。

 東日本大震災の被災者に配慮して一度は自粛も考えたが「芸能人の使命は人々に笑顔を届けること」という思いから決行。励みになっているのは11月に岩手県陸前高田市などに義援米を届けた際の「紅白で元気づけてくれるつもりなら目いっぱい派手にしてね」という被災者の言葉。新潟県長岡市に所有する「小林幸子田」で収穫した米で、その稲穂を衣装の頭部につけ「来年は豊かな年になるように」という思いを込めステージに上がる。

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2011年12月31日のニュース