小池徹平 初舞台でチンピラ役に「厳しい稽古大好き」

[ 2011年12月6日 06:00 ]

初舞台となる「シダの群れ」でチンピラ役に挑戦する小池徹平

 来年でデビュー10周年を迎える俳優の小池徹平(25)が初舞台でチンピラ役に挑む。劇作家岩松了氏の作・演出による「シダの群れ 純情巡礼編」で、裏社会のヤクザを描く任侠劇。来年5月4~27日に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演される。

 09年に阿部サダヲ(41)、江口洋介(43)らによって第1弾が上演。今作は第2弾となり、主演の堤真一(47)、風間杜夫(62)、松雪泰子(39)ら豪華キャストとともに舞台に立つ。

 小池は暴力団・矢嶋組の組員役。敵対する増岡組組長を狙うヒットマンとして、組長を狙うが誤って組長の女を撃ってしまう。現場から逃げはしたものの、任務に失敗したとして矢嶋組若頭の堤が始末しようと狙い始める。さまざまな葛藤や人間の心模様をヤクザの世界を通じて描く。

 「舞台をやりたい」と自ら希望していた小池は「不安ですけど、生で一般のお客さん相手に演技できるのは楽しみ」。童顔の顔立ちからチンピラ姿は想像がつきにくいが、「“大丈夫なの?”って言われるぐらいの役だから逆にうれしい。また一つ自分の壁、イメージを壊せるチャンス。悪い人だけど、人間っぽさを表現できるようにしたい」と抱負を語った。

 岩松氏は同じ場面を何度も何度も繰り返す厳しい稽古で知られる。「きっと一番怒られると思うし、全然ダメだと思う」と冷静に分析し、「厳しい稽古は大好き。自分を追い込みたい」と気負いはない。来年4月に始まる稽古に向け「手ごわい相手と戦う前日のような、ドキドキワクワクした気持ちです」と待ち切れない様子だ。

 ◆小池 徹平(こいけ・てっぺい)1986年(昭61)1月5日、大阪府生まれの25歳。02年、ドラマ「天体観測」でデビュー。05年にはウエンツ瑛士(26)とのデュオ「WaT」で歌手としてメジャーデビュー。同年からNHK紅白歌合戦に4年連続出場。1メートル67、血液型B。

続きを表示

2011年12月6日のニュース