ヤン・イクチュン「かぞくのくに」で邦画デビュー

[ 2011年9月16日 06:00 ]

ヤン・ヨンヒ監督(右)の演出を受けるヤン・イクチュン

 監督・主演した「息もできない」で10年毎日映画コンクールなど数多くの外国映画賞に輝いた韓国のヤン・イクチュン(35)が俳優として日本映画に初出演した。在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督がメガホンを取る「かぞくのくに」で安藤サクラやARATA(37)ら日本の実力派と火花を散らした。

 “地上の楽園”と啓蒙(けいもう)された帰国事業で70年代に北朝鮮に渡った兄ソンホ(ARATA)と日本で生活する妹リエ(安藤)の再会を通して複雑に交錯する思いや家族の絆を丹念に紡いだ人間ドラマ。病気治療のため3カ月間の期限付きで日本に戻ってきたソンホの監視人役がイクチュン。「ARATAさんは表には見えない感情を深く感じさせることができる方。サクラさんも素晴らしい役者さん」と監督の目も添えて絶賛。来年公開。

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