「GLAY」復興支援曲 ネット配信スタート

[ 2011年5月6日 06:00 ]

大阪城音楽堂で復興支援曲「Thank you for your love」 を披露したGLAY

 ロックバンド「GLAY」が5日、大阪城音楽堂(大阪市中央区)で大阪ローカル、FM802の公開収録に参加し、東日本大震災後初のライブ・ステージを披露した。ボーカルのTERU(39)は「この空は東北につながってる。元気を届けましょう」と、3000人のファンに呼びかけた。

 復興支援曲「Thank you for your love」をバンド・アレンジで初披露。同曲はTERUが震災後に作詞作曲し、ギター1本で弾き語る映像を3月16日、ツイッター上で公開し話題となった。震災直後からブログやツイッターを通じて、被災したファンの悲しみや不安の声が届き、「少しでも安らぎを」と考えて製作し、公開した。「こういう時こそ被災者やファン、家族に音楽で勇気を与えようと思った」と、振り返った。

 同日、同曲のバンド版がネット配信を開始。会場で販売されたTERUデザインのチャリティー・グッズの売り上げとともに、全収益は日本赤十字社を通じて義援金として寄付される。

 リーダーのTAKURO(39)は大阪でのイベント開催について、「東日本は自粛ムード。西の元気を被災地に届けたかった」といい、「自分たちも(精神的に)やられた。何をしていいのか迷う日々があったけど、大阪の人に元気をもらい、震える足を止めてもらおうと思った」と語った。今後も同様のライブを開催予定で、「6月には多分、北海道で第2弾、7月には第3弾をやりたい」と、構想を明かした。GLAYならではの被災地支援活動が、大阪を皮切りに今後、全国各地で展開されそうだ。

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2011年5月6日のニュース