カウスボタン感激!今くるよは新ギャグ披露

[ 2011年5月4日 06:00 ]

プレオープンの舞台に立ち、ファンを爆笑の渦に巻き込む中田カウス(右)ボタン

 「京都花月」閉館から24年ぶりに京都に復活した吉本興業の常設劇場「よしもと祇園花月」(京都市東山区)が3日、プレオープンした。トリを務めた漫才コンビ「中田カウス・ボタン」は「育てられた場所に帰ってきた感じがします」と感激の面持ち。5日までの公演「黄金夜(ゴールデンナイト)ネタ三夜」の前売り券も完売するなど、7月の本格オープンに向けて順調なスタートを切った。

 観光名所・京都に新たなスポットが誕生した。京都の繁華街に位置する祇園会館1階に完成したステージにこの日、初めて立った中田カウス(61)は「一時期ですが毎月10日間、京都花月に通っておりまして、京都という街に育てられた。きょう、帰ってきた感じがしますね」と感慨深げ。相方のボタン(63)も「ふるさとに帰ってきたみたいでホッとします。初心を忘れずに、今まで通りの漫才をしていきたい」と笑顔を見せた。

 5日までのプレオープン公演の前売りチケットも早々に完売。ファンの期待も感じているだけにカウスは「ここには先輩方の魂も入っている気がします。“京都に花月あり”と思っていただけるよう、頑張ります」と言葉に力を込めた。

 京都出身のコンビ「今いくよ・くるよ」も「感無量です」と喜びいっぱい。くるよは、代名詞の「どやさ」に続く新ギャグ「ええ加減にしよし」を披露して新劇場成功への意気込みを表現した。

 当面は土日のみの開催で、7月下旬からの常設興行を目指す。カウスは「来年は僕らがコンビ結成45周年で吉本も100周年。記念イベントをここでやりたいですね」と今後の構想の一端を披露。いくよも「京都の魅力をもっと伝えたい。トークコーナーとかあってもいいと思いますね」と観光客を中心に、地元をPRしていくことを誓った。

 吉本興業の大崎洋社長も「鴨川など京都の名所で“青空花月”なんかもやってみたい」と抱負。学生の街としても知られるだけに「大学生と一緒になって盛り上げていきたいですね」と決意を新たにしていた。

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2011年5月4日のニュース