日英“豪華”コラボ実現!被災者応援ソング

[ 2011年4月6日 06:00 ]

チャリティーソング「Love Will Find A Way」を製作した、「インコグニート」のブルーイ

 東日本大震災の被災者支援のため、英ジャズ&ファンク界の大物バンド「インコグニート」のリーダーのブルーイ(54)が、チャリティーソング「Love Will Find A Way(愛が答えを見つけるよ)」を書き下ろした。 制作にはMy Little LoverのAkko(38)、つるの剛士(35)、SATOMi(22)ら日本人歌手も参加。プロジェクト名は「ラヴ・フォー・ジャパン」で、5月に英国から全世界へダウンロード配信し、売り上げ全額を日本赤十字社を通して寄付する。

 日本人の妻を持ち、大の親日家であるブルーイは、現在来日公演中。日本へ向かう機内で楽曲のコードを思い浮かべ、来日後に一気に書き下ろした。

 来日直後の先月28日に東京・南青山のブルーノート東京で震災チャリティーライブを見て、トランペッターのエリック宮城(47)やギタリストの小沼ようすけ(36)のプレーに感動。「一緒にやりたい」と誘い、知人を通じて日本人歌手にも呼びかけた。

 参加歌手はほかにマリーン(51)、birdら。B’zの松本孝弘(50)との競演アルバムで今年のグラミー賞を受賞した米ギタリストのラリー・カールトン(63)も参加を表明した。

 曲の構成は「We Are The World」のように歌手が歌い継ぐ形になっており、ブルーイとレコーディングしたSATOMiは「彼の温かい人間性がメロディーにあふれていた」と強調。つるのは「本物のブルーイが目の前にいて驚いた。くもった心を晴らしてくれた」と感激していた。

 ブルーノート東京での公演でも「一緒に立て直そう!」「みんなで頑張ろう」と日本語で呼びかけているブルーイ。「自分は日本の一部。助け合い、お互いを尊重しあう日本人の精神は世界の手本だ」と話している。

 ≪B’zも慈善アルバム参加≫カールトンとともにグラミー賞を受賞した松本は、米バンド「リンキン・パーク」が制作したチャリティーアルバムにB’zとして参加した。10ドル(約840円)以上の寄付でダウンロードが可能。B’zは98年のヒット曲「HOME」を提供した。

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