リオン被告初公判 海老蔵への暴行認める

[ 2011年2月18日 13:38 ]

傷害罪に問われた元不良グループメンバーの伊藤リオン被告

 歌舞伎俳優市川海老蔵(33)が泥酔中に暴行され重傷を負った事件で、傷害罪に問われた元暴走族メンバー伊藤リオン被告(27)は18日、東京地裁(板野俊哉裁判官)の初公判で起訴内容を認めた。

 捜査関係者によると、伊藤被告は東京・西麻布の雑居ビル内の飲食店で、知人の元暴走族リーダーと一緒にいた海老蔵の態度に腹を立て、暴行に及んだ、としている。

 証拠調べで検察側は、海老蔵が事件直前の状況を「(元暴走族リーダーを)介抱しているつもりだったが、周りからは手荒く見えたかもしれない」と説明した供述調書を読み上げた。

 海老蔵は事件後の昨年12月に記者会見を開き、伊藤被告、元リーダーそれぞれとの示談を発表。酒席での振る舞いがトラブルの一因と認めたが「(自身が)暴力を振るった記憶はない」と述べた。

 起訴状によると、伊藤被告は昨年11月25日午前5時すぎから同55分ごろまでの間、西麻布の雑居ビルで、海老蔵の顔を拳で殴った上、腹や腰、背中を蹴るなど数回にわたって暴行、約2カ月のけがを負わせた、としている。

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2011年2月18日のニュース