海老蔵の悪態次々と…歌舞伎関係者「泥を塗ったも同然」

[ 2011年2月18日 18:27 ]

 投げやりな口調で罪を認めた。東京地裁で18日に開かれた伊藤リオン被告(27)の初公判。弁護側は、歌舞伎界のプリンス市川海老蔵(33)の酒席での悪態ぶりを次々と指摘、事件の原因は海老蔵にあったと強調した。「海老蔵さんも反省して」と話す関係者もいた。

 伊藤被告は黒のスーツに白いシャツ姿。肩を揺らして入廷し、満員の傍聴席を鋭い視線でじろりと見渡した。裁判長に起訴内容に間違いがないか聞かれると「いや、ないです。大丈夫です」。ぼそぼそと答えた。

 公判では、伊藤被告の先輩で酒席に同席していた元暴走族リーダー(29)が「リオンは私を守るため、手を出した」と証言。被告は目を伏せ、左手でゆっくり顔をぬぐった。

 事件で大けがをした海老蔵は無期限謹慎中。この日の法廷に姿を見せることはなかった。歌舞伎関係の男性は取材に「歌舞伎の歴史に泥を塗ったも同然。裁判で明らかになることをしっかり受け止め、まずは反省してほしい」と話した。

 この日、地裁には19席の一般傍聴席を求めて992人が詰め掛けた。

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2011年2月18日のニュース