三上博史“核の密使”暴露までの苦悩演じる

[ 2011年1月27日 06:00 ]

 俳優の三上博史(年齢非公表)がTBSの特別企画「総理の密使~核密約42年目の真実~」(2月21日後9・00)で、沖縄返還をめぐる米国との交渉に奔走した実在の人物を演じる。

 当時の佐藤栄作首相の密使として、沖縄返還交渉に当たった国際政治学者・若泉敬氏(故人)。1969年の日米首脳会談時に、有事の際に沖縄への核再持ち込みを認めるという秘密合意をまとめた。しかし、94年に「密約」の内容を回顧録で暴露した。なぜ、秘密を暴露したのか、どんな苦悩があったのか、秘密交渉と若泉氏の思いを描いていく。

 08年3月放送の「3月10日~東京大空襲 語られなかった33枚の真実」から続く、ドラマとドキュメンタリーで構成する同局の企画「シリーズ激動の昭和」の第4弾。

 島田喜広プロデューサーは「米国や中国との関係をめぐり日本の安全保障が真剣に問われている今だからこそ、40年前に命がけで取り組んだ若泉氏の生きざまを知っていただきたい」と話している。佐藤首相は津川雅彦(71)が演じる。

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2011年1月27日のニュース