紅白司会決定!松下奈緒「嵐」メンバーに配慮?

[ 2010年11月4日 06:00 ]

第61回NHK紅白歌合戦、紅組司会者に決定した松下奈緒

 大みそかのNHK「第61回紅白歌合戦」(後7・30)の司会が3日、東京・渋谷区の同局で発表され、紅組は女優の松下奈緒(25)、白組は5人組グループ「嵐」に決まった。いずれも紅白の司会は初。平均年齢は27・5歳で、史上2番目の若さとなった。高視聴率を記録した連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のヒロインと、紅白史上初のグループ司会の対決は新しい幕開けを感じさせた。

 松下はモデル経験があり、1メートル74の長身。平均身長1メートル71の「嵐」とのバランスを気遣ったのか、ヒールの全くないペッタンコ靴で登場。司会の決定を聞いた瞬間の気持ちを「ギョギョギョと思った」と「ゲゲゲ…」をもじって表現し、会場を沸かせた。
 白を基調にしたスーツ姿の嵐はCDデビューした記念日が司会発表の晴れの日に。櫻井翔(28)は「11年前のきょうは近くの代々木体育館にいた。まさか11年たってこのような会見の場に立たせてもらえるとは思ってなかった。ビックリとともに光栄です」と感慨深げに語った。
 紅白の最年少司会の組み合わせは98年で、ともに当時26歳だった久保純子アナウンサーとSMAPの中居正広。史上2番目に若い司会者は早くも息がピッタリ。松下が「私は1人で寂しいので5人の仲間に入れていただくか、ゲゲゲのファミリーを呼ぼうかな」とつぶやくと、松本潤(27)が「じゃあ、リーダーを!」と大野智(29)を差し出すしぐさで笑いを誘った。
 井上啓輔プロデューサーは「60回のメモリアルイヤーの後の61回目でフレッシュさを求めた。若返ったと見られるならありがたいこと」と話した。
 最高視聴率23・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の「ゲゲゲ…」は主婦層に人気が高かった。一方の嵐は8月に発売したアルバム「僕の見ている風景」が売り上げ100万枚を突破する人気。NHK関係者は「テレビをあまり見ない世代とされる40歳代を取り込める司会。出演者も若返りを図っていく方針だ」としている。07年に出演者の平均年齢が40歳を超え、年々高齢化していく傾向だっただけに、今月末に発表される出場者の顔ぶれが注目される。

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2010年11月4日のニュース