74歳サブちゃん、史上最年長ゴールドディスク

[ 2010年10月23日 06:00 ]

北島三郎は雅子夫人とゴールドディスクを手に笑顔

 歌手の北島三郎(74)の最新曲「夫婦一生」が、先月末に売り上げ10万枚を突破しゴールドディスクに認定された。74歳と6日での認定は史上最年長。CD不況の中、8年ぶりに記録を更新した。関係者は「申請すれば認められる可能性は十分ある」と、ギネス世界記録への登録に意欲満々だ。

 来年元日に芸道50周年に突入。大好きな競馬になぞらえて「同じレースに出走したライバルには絶対勝つという気持ちで臨み、勝ってきた」と豪語する演歌界の大御所が、嵐やEXILEらがひしめく現代のCD市場で勲章を手にした。
 今年1月1日発売の「夫婦一生」が、9月に10万枚を突破。日本レコード協会から10日にゴールドディスクに認定された。02年5月に映画「海の上のピアニスト」サントラ盤で認定を受けた伊音楽家エンニオ・モリコーネ氏の73歳6カ月(当時)を抜き史上最年長記録。日本の音楽家では04年1月のフジ子・ヘミング「奇跡のカンパネラ」の71歳0カ月を超えた。
 「記録のたぐいは好きじゃないけど、変わらず支えてくれる周囲に感謝だね」と笑顔の北島。ワールドクラスの快挙となるギネスブック掲載の可能性も十分だ。
 ゴールドディスクはアメリカ、イギリス、カナダ、ドイツなど数カ国が独自の基準で認定している制度。さまざまなギネス記録を展示、紹介していた都内の博物館(現在閉館)の関係者は「過去の認定項目を見ると最年長記録は多い。世界中にある制度だし、載る可能性は十分」と話す。
 所属事務所によると現在、ギネス登録の申請を出す予定はないというものの、認定の可能性が出たことでスタッフは期待感でいっぱい。北島も「ギネスに認められれば、そりゃ夢みたいだね」と話している。

 ◆日本のゴールドディスク 10万枚以上売れたCDを対象に89年1月認定開始。現在まで洋楽、邦楽含め8572枚を認定。今年はミリオンセラーの嵐「僕の見ている風景」など152枚を認定。

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2010年10月23日のニュース