押尾被告仰天提案 元チーフマネ「僕の部下に罪を着せようとした」

[ 2010年9月6日 16:25 ]

押尾学被告

 保護責任者遺棄致死などの罪に問われた元俳優押尾学被告(32)の裁判員裁判は、6日午後も東京地裁で証人尋問を続行。出廷した被告の元マネジャーの男性が「被告から連絡を受け現場に向かった。第一発見者になるよう頼まれた」と証言した。

 事件は昨年8月2日夕、東京・六本木ヒルズのマンションで発生。証言によると、被告から「部屋で友人が死んでいる。今すぐ来てくれ」と電話で連絡があったのは午後7時ごろ。約45分後に到着すると、寝室で飲食店従業員田中香織さん=当時(30)=が死んでいた。男性は田中さんと面識がなかったとしている。
 被告から「おまえの一生はおれが面倒を見る。第一発見者になってくれないか」と懇願されたが、遅れて到着した上司のチーフマネジャー(当時)が被告に「うそは通らない」などと諭したという。
 この上司も出廷し、男性と同じ内容を証言。被告に救急車を呼んだかどうか現場で尋ねると「駄目だ。呼ぶと自分が薬を使っていることが分かってしまう。仕事ができなくなり、子供にも会えなくなる」と拒まれたことなどを明らかにした。

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2010年9月6日のニュース