押尾被告公判 “関係”あった女性「“愛が深まるクスリ”のんだ」

[ 2010年9月6日 13:16 ]

押尾学被告

 合成麻薬MDMAを一緒にのんで死亡した飲食店従業員田中香織さん=当時(30)=を救命しなかったとして保護責任者遺棄致死などの罪に問われ、無罪を主張している元俳優押尾学被告(32)の裁判員裁判の第2回公判が6日、東京地裁(山口裕之裁判長)であり、検察側証人として女性2人が出廷、「“愛が深まるクスリ”といわれて被告からMDMAを勧められて一緒にのんだ」と証言した。

 検察側は証人尋問を通じ、MDMAは田中さんが持ち込んだとする被告側主張は信用できないと裁判員らに訴える構えで、男性裁判員3人が服用量などを尋ねた。
 女性2人は別室からのビデオリンク方式で証言。うち、昨年3月に米国で被告と一緒にのんだという女性は「体調が悪くなり、意識がなくなった」と説明。「被告の体調も悪くなり、救急車を呼ぼうとしたが、被告から“呼ばないで”と頼まれた」と述べた。

続きを表示

2010年9月6日のニュース